おじいちゃんと海苔の話
ぼくのおじいちゃん(母方)は、地元で有名な海苔を作っています。
本当に美味しい海苔で、
東京のミシュランガイドの三ツ星でも使われるほどです。
初めて東京に来たときは、給食で出るような海苔が、
まずくて食べれなかったほどです。
どれくらい美味しいのかというと、
ノリオ「たかが海苔で大げさなんだよ」
タケノリ「どうせノリでいってるだけだぜ。海苔なだけに?ハハン!」
ノリコ「そうよ、そうよ。ただの備え付けにすぎないわよ。例え、海苔の神様がノリうつっても、期待しないわよ。海苔なだけに?オホホ!」
ノリスケ「やっぱり、ぼくにとってオイシイのは、海苔より磯の(イソノ)だろ?ウヘヘ」
ぼく「そんなこというなら食べてみろよ」
みんな「オーマイコンブ!」
ってノリでしょうね。
昆布と見分けがつきません。
そんなおじいちゃんは、
食品会社を設立し、流通網を構築していました。
そこそこうまくいっていたと思います。
なにせ、家が二つあり、広間もあり、
庭も広く、駐車場も広かったのを覚えています。
そんな、ぼくにとってすごい存在のおじいちゃんでも、
今思えばいろいろあったんだろうなという話もあります。
例えば、
うちにおばあちゃんが泊まりにくることがよくあったんですが、
子供ながらに、どうしてそんなに泊まりに来るんだろうと思ってました。
のちのち聞いてみたら、
夫婦げんかをしていたみたいですね。
なんか、かわいいとこありますよね。
そんなおじいちゃんを、
毎年親戚一同が集まって囲うんです。
そんな人望があるおじいちゃんを、すごくかっこいいとおもっていました。
そんなおじちゃんを支えるおばあちゃんも素敵な方で、
よくぼくに話してくれたことがあります。
人様に迷惑をかけんしゃなかよ
(人に迷惑を掛けたらだめよ)
よかことと悪かことは、同じだけ起こるけん継続して頑張らんばいけんよ
(いいことと悪いことは同じだけ起こるから継続して頑張りなさい)
ということを教えてくれました。
素敵ですね。
すごく穏やかな方で、
いまも元気です。
会社はというと、おじいちゃんの後をついで、
母親の弟さんが社長になりました。
そこから、いっきに、IT化をすすめ、
地元の食品から全国区の食品になりました。
今では、海外から注文があるんだとか。
テレビや雑誌にも取り上げられるようになり、
ますます勢いにのっています。
ぼくも負けられないなと思います。
ちなみに、これだけ、
アピールしてるんだから、
いつか海苔親善大使に選ばれること間違いなしですね。
そして、ぼくのところに、たくさんのお礼の海苔が届くでしょうね。
そしたら、ぼくは、ミスターノリックと呼ばれるでしょう。
ミスターノリック「私のハンドパワーがみたいですか?」
画面の前の人「みたいです!」
ミスターノリック「それではお見せしましょう。スプーン曲げのように、私の持っている海苔がどんどんおり曲がっていくでしょう。」
海苔「パリっ」
ミスターノリック「いっけね!富士山隊長のおじいちゃんの海苔は、新鮮で超最高にグレートおいしいから、いい音だして割れちまいやがった!」
画面の前の人「今日の晩御飯は、海苔巻きおにぎりで決まりね。」
・・・
ってこと書きながら、海苔をバリバリ食べてるとこなんですよね。
海苔うめっ。
そんな今日は、こんな曲を聴きながら。
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