ディズニーオンアイス
雪を見ていてちょっと思い出した話があります。
小学校の頃の話です。
僕は、弟と2人兄弟で、両親はどちらも働きに出ている、
ごく普通の家族です。
そのため、母親が帰って来るまで、いつもおなかをすかせて帰りを待っていました。
弟は野球にはげみ、ぼくはゲームにはげみ、
そんな中、ふと外を見ました。
今日は、クリスマス。
そこで僕は思ったんです。
「クリスマスなのに雪が降ってないのはおかしい!」
もう、頭おかしいですね。
教育という名のの固定概念に騙されまくってます。
サンタさんがソリに乗って、煙突からプレゼント持ってくるレベルです。
まー、うちの実家は奇跡的に煙突があったので、それを信じていた僕です。
そんな気違いな僕は、雪を懇願し始めるわけですよ。
人は、願望が開くと何をするかわかりませんね。
僕がとった行動は、なんと、
家じゅうの綿をかき集めて、外にばらまき始めていました。
罪もない弟を誘ってですよ。
いやー、楽しかった。
ひたすら綿をちぎって、外にばらまく。
ひたすら綿をちぎって、外にばらまく。
ひたすら綿をちぎって、外にばらまく。
これを続けるわけです。
家にある綿で一番みつけたのは、のどぬーるの綿ですね。
もう、なんだかわかりませんね。
そして、準備ができたわけです。
人工の白銀の世界が。
そして、母親の帰りを楽しみに待つわけですよ。
僕の中では、ディズニー・オン・アイスつくってやったぜ的な満足感でしたね。
まだかな。あ、帰ってきた。
母親が乗ってきた車に近寄って、言うわけです。
「見て見て!雪だよ!」
母親の反応は、笑顔で「よかったね」と
嫌な感じ一つも出さずに喜んでくれてたことを覚えてますよ。
えー、なんでしょうね。自己中の塊でしたね。
ただ、一番気がかりなのは、
僕、片づけてないんですよね。
母って偉大ですね。
今日は、こんな曲を聴きながら、